Lesson 1: リアル英語の発音ルール4つ

英語のリスニングに悩んでいる人、多いですよね。 「読むのはできるのに、聞き取れない…なんで!?」って思ったこと、ありませんか?

実は先生たちも同じように悩んでいます:

「読みはできるのに、リスニングになると全然ついていけない…」

だから先生たちは、優しさのつもりで「ゆっくり」「はっきり」話します。 テストも「聞き取りやすい音声」が多いですよね。でも…それって本物の英語ですか?

「リアルな英語を聞かせたら、生徒が理解できないだろうから…」という考え。 でも実はこれ、ヒヨコが卵から出ようとしているのに、手で割ってあげるようなもの。 優しさのつもりが、成長のチャンスを奪ってしまうんです。

さらに、発音指導ではR・TH・Vなど「難しい音」にばかり注目しがち。 「ship vs sheep」みたいなクイズばかり。でも、それだけじゃ足りません。

よくある思い込み:「リスニングはセンスの問題」「できる人とできない人がいる」 でも、もっといい方法があります。

🌟 別のアプローチ

大事なのは「すでに持っている音」を活かすこと! 母語を覚えたとき、何度も繰り返してリズムと音を身につけたはず。 英語も同じ。知っている音からスタートすれば、聞き取れるようになります。

言えるようになれば、聞き取れるようになる。

辞書の発音 vs 会話の発音

英語の発音には2種類あります:

この本で扱うのは 会話の発音 です。辞書スタイルを知りたい人は…辞書へどうぞ!

リアル英語の4つのルール

実際に話すと、音はよく変化します。これは英語だけじゃなく、日本語も同じ。

だから怖がらなくて大丈夫! 「もう一度発音をやり直さなきゃ」とは思わないで。 この4つのルールを知るだけで、世界が変わります:

ルール1:「Good Morning」— 単語は2つの発音を持つ

Good morning は実際には Goo’ mornin’ のように聞こえます。

ルール2:「Good Afternoon」— 子音は次の母音にくっつく

例:Goo-dafta-noon

ルール3:「Good Day」— 同じ音は重ならない

“Good-d-day” とは言いません。 Goo-っday のように自然にまとまります。

ルール4:「Good Night」— 最後の子音が消える

実際は:Goo-nai

クイズ:どのルール?どの音?

  1. “Goo’ mornin’”
  2. “Goo-dafta-noon”
  3. “Goo-っday”
  4. “Goo-nai”

答え:

ボーナス:リアルフレーズ練習

チャレンジ: 今日のお昼にどれか使ってみて!通じたら勝ち!